バージョン2の新機能 |
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最新の活字認識エンジン(メディアドライブ社製)を搭載し、レイアウトが複雑な原稿、罫線と文字の密接した原稿、ルビのある原稿、日本語・英語混在の原稿、文字のかすれた原稿、表のある原稿等の認識精度が飛躍的に向上しました。
原稿の向きを判別するための時間が短縮され、原稿をスキャナに逆向きまたは横向きに置いた場合でも、正しい向きに置いた場合と変わらない時間で認識できるようになりました。このため、原稿の向きを指定する必要がなくなりました。
ルビ(フリガナ)を無視するか、認識するかを設定できるようになりました。ルビを無視する設定にすると、本文だけ が認識されますので、読み上げがより滑らかで聞き取りやすくなります。ルビを認識する設定にすると、対象文字の直後にルビが挿入されます。ルビは、ひらがなで記述され括弧で囲まれ ます。
直前に 認識した原稿を、再度認識することができるようになりました。再認識機能を使用すれば、認識結果が思わしくなかった場合などに、再度スキャナからの読み込みを行わなくても、認識に関する設定を変更して、手早くより正確に読ませることができます。
各種SAPI対応音声エンジンによる文面読み上げ機能を搭載しました。
これに伴って、英語用SAPI音声エンジンによる英語発音での英文読み上げもできるようになりました。
日本アイ・ビー・エム(株)の「インターネット翻訳の王様バイリンガル Version 5」に対応しました。これにより、英語から日本語への翻訳と、日本語から英語への翻訳が
できるようになりました。
翻訳をしながらの読み上げも可能で、英文を翻訳しながらの読み上げ、日本語を英訳しながらの英語発音による読み上げができるようになりました。
スキャナと認識に関する設定を、任意の名前を付けて保存することができるようになりました。保存した設定は、後で復元することができます。 原稿のパターンに合わせて、特定の設定を保存しておくことで、効率的に読書を楽しめます。
外部エディタ(メモ帳、ワードパッド、ワード、エクセルの中から選択)を起動して、文書の編集や印刷ができるようになりました。
表形式の原稿については、エクセルを使用して、罫線を引いたり数字や文字を書き換えたりすることで、書式の活用が可能となりました。
ただし、ワード及びエクセルを使用するためには、これらのソフトウェアがコンピュータにあらかじめインストールされている必要があります。
スキャナから複数の原稿をまとめて読み 込めるようになりました。「原稿をセットして(本や雑誌のページをめくって)エンターキーを押す」という操作を繰り返すだけで、次々に原稿が読み込まれ、画像ファイル(ファイル名は連番)に保存できます。
連続画像読み込み機能を使用して保存した複数の画像ファイルは、連続画像認識機能を使用して、一括認識することができ ます。また、各画像を拡大読書機能で拡大表示させることもできます。
読み上げ時における息継ぎのタイミングを設定できるようになりま
した。原稿の種類に応じて設定を切り替えることで、より滑らかで聞き取りやすい読み上げが可能になりました。
例えば、普通の文書では改行で息継ぎしない設定にすることでレイアウトに依存しない読み上げとなり、表や箇条書きの場合には改行で息継ぎする設定にすることで1行ずつ区切
りながらの読み上げとなり、大変聞き取りやすくなります。
サイズの小さい原稿(A5, B6, A6, 名刺)については、どの向きでスキャナにセットしても全面が読み取られるようになり、向きの間違えによる内容漏れの心配がなくなりました。